Babyli  > その他  > 赤ちゃんのセルフ写真の撮り方!思い出の残し方|自宅でできるニューボーンフォトとは?
スウォドリング

赤ちゃんのセルフ写真の撮り方!思い出の残し方|自宅でできるニューボーンフォトとは?

赤ちゃんが生まれたら、その誕生を心待ちにしていた家族はとても大きな喜びに包まれます。生まれたばかりの赤ちゃんは驚くほど小さく、この時だけの特別な可愛さがありますよね。ついこの間までママのお腹の中で過ごしていたことを思うと、とても神秘的な雰囲気をまとっているようにも感じられます。
この生まれたばかりの貴重な赤ちゃんの姿を、記念に残しておきたいと思うご家族も多く、最近では特に「ニューボーンフォト」という形で注目を集めるようになってきました。

ニューボーンフォトとは?

ここ数年で、よく耳にするようになった「ニューボーンフォト」とは、いったいどのようなものなのでしょうか。こちらで詳しく解説します。

ニューボーンフォトとはどんなもの?

「ニューボーンフォト」とは、生後間もない赤ちゃんの姿を記念に残す写真のことです。

赤ちゃんが生まれたばかりの「新生児」の頃は、全身の小ささや寝ているときの表情、コロンと丸まった姿勢などが母親の胎内にいたときの状態に近いといえます。
この特別な時期の赤ちゃんをしっかり写真におさめ、誕生の喜びや感動とともに思い出に残しておきたいと考えるご家族が増えてきているようです。

ニューボーンフォトを撮る時期はいつ?

ニューボーンフォトを撮影するのに適しているのは、退院後~生後2週間ごろまでといわれています。
赤ちゃんの成長のスピードはとても早いため、生まれてから1か月、2か月ばかりでふっくらしてきたり、色々な動きをするようになったりして、すぐに新生児期とは異なる姿が見られるようになるでしょう。
よくSNSなどで見かけるようなニューボーンフォトを希望する場合は、ある程度限られた日程の中で撮影することになるでしょう。
ですが、「新生児期の姿」にこだわらなくても、少しずつふっくらしてきた姿も赤ちゃんらしくじゅうぶん可愛らしいものです。ママや赤ちゃんの体調に配慮した、家族にとっての都合のいい日程で撮影することが大切です。

ニューボーンフォトはどこで撮る?

ニューボーンフォトはどこで撮る?

ニューボーンフォトを撮影する際は、写真スタジオ、または自宅で撮ることが一般的です。
自宅での撮影は、スタジオからプロのカメラマンが出張してきてくれる場合と、家族が撮影する場合があります。
それぞれの場合のメリット、デメリットがあるので、どの方法が合っているか検討してみてください。

スタジオでの撮影

● スタジオ撮影でのメリット
  • ・プロのカメラマンによる完成度の高い写真に仕上がる
  • ・機材や小物など、撮影に適した設備、環境が整っている


● スタジオ撮影でのデメリット
  • ・生後間もない赤ちゃんを連れていく必要があり、立地によっては不便なこともある
  • ・費用がかかる
  • ・スケジュールの調整が難しい場合がある

自宅での撮影
(カメラマンによる出張撮影)

● カメラマン出張撮影のメリット
  • ・プロのカメラマンによる完成度の高い写真に仕上がる
  • ・出かける必要がなく、リラックスした状況で撮影できるため赤ちゃんやママにとっては負担が少ない


● カメラマン出張撮影のデメリット
  • ・機材などを自宅に持ち込んでもらい、環境を整える必要がある
  • ・撮影費用のほかに、交通費や出張費がかかることがある
  • ・スケジュールの調整が難しい場合がある


プロのカメラマンに撮影を依頼する場合には、スタジオでも自宅への出張撮影でも、事前の予約が必要になります。

● 出産予定日は目安としてあるものの、実際に生まれる日が早まったり遅れたりすることはよくあります。
● ママや赤ちゃんの体調によっては退院する日が延びることもあります。
● 産前に予約ができたとしても、体調の変化により日程通りに撮影ができない可能性もあります。
● 産後すぐから予約を受付する場合でも、希望のスケジュールはうまってしまっていることもあります。

このようなことを踏まえて、カメラマンにお願いする際は、日程変更やキャンセルなどの融通が利くかどうかを事前に確認しておく方が安心です。

ニューボーンフォトの撮影は、プロのカメラマンなら誰もが対応しているわけではありません。生まれたばかりの赤ちゃんは繊細で、体はふにゃふにゃと柔らかく、扱い方や肌に触れるものにも注意が必要です。
お住まいの地域で、ニューボーンフォトのための知識やテクニック、経験を持つカメラマンを探すことになるでしょう。ホームページやSNSなどから情報を得て、直接連絡をとることもあるでしょう。ニューボーンフォトの実績、経験が十分あるか、安心できるカメラマンなのか、納得できる企業なのか、情報に惑わされずきちんと確認をしておきましょう。

自宅での撮影(家族によるセルフ撮影)

● 家族による自宅撮影のメリット
  • ・出かける必要がなく、リラックスした状況で撮影できるため赤ちゃんやママにとっては負担が少ない
  • ・ママや赤ちゃんの状態を見ながら、都合のいいときに撮影ができる
  • ・費用がかからない


● 家族による自宅撮影のデメリット
  • ・小物などは自分で用意し、環境を整える必要がある
  • ・プロのカメラマンが撮るような姿勢にチャレンジしたり、同等のクオリティを求めたりすることは難しい


赤ちゃんのセルフ写真の撮り方

赤ちゃんのセルフ写真の撮り方

プロのカメラマンに撮影してもらうのもいいですが、自宅で家族水入らずの撮影も良い思い出になるでしょう。
自宅で、パパやママが赤ちゃんのセルフ写真を撮影することにしたら、できるだけ素敵で満足のいく仕上がりにしたいですよね。
最近では、一眼レフなど特に高性能なカメラを使わなくても、家庭用のデジカメやスマホのカメラ機能で、十分に綺麗な写真を撮れるようになってきました。
自宅で撮影するメリットを生かしながら、思い出に残る写真撮影に挑戦してみるのもよいでしょう。
ここでは、オススメの方法や注意点を具体的に紹介します。

赤ちゃんのセルフ写真を上手く撮るコツ

赤ちゃんのセルフ写真を撮影する際は、
自宅の中で最も自然光がよく入る大きな窓のそばを撮影場所にセッティング
しましょう。
自然光の明るさで、より写真が綺麗に仕上がります。まぶしくなりすぎる場合は、カーテンなどで調整します。もし家具や日用品が置いてあるなら、一時的に撤去して、撮影のための空間を少しでも確保してみましょう。余計なものが映り込まない方が、より非日常感のあるオシャレな雰囲気の写真になります。
また、新生児の赤ちゃんにとって暑すぎず寒すぎず、快適な室温になるように設定しておきましょう。

【 関連記事 】
新生児・赤ちゃんが快適な室温・湿度の目安|春夏秋冬!季節ごとの注意


● 赤ちゃんのご機嫌のいい時に
赤ちゃんのコンディションのいいタイミングを選んで撮影できるのが、セルフ撮影のいいところです。赤ちゃんが気持ちよくすやすやと眠っている時がオススメです。
たっぷり授乳してもらい、ご機嫌よく眠ったタイミングで撮影を始めましょう。

撮影前に小物の準備

自宅でのセルフ撮影の際は、お好みの小物をいくつか事前に用意しておきましょう。
日ごろから自宅で使っているラグやマットなどの敷物、赤ちゃんのおくるみがあれば使ってみましょう。直接赤ちゃんの肌に触れる場合があるので、ガーゼやコットンなどの柔らかい素材のものがいいです。また、赤ちゃんの可愛さがより引き立つように、なるべくならあまり柄の主張が強くないものを選びましょう。
理想とするイメージがあれば、100円ショップで手に入るもので十分揃えることができます。

造花を一緒に撮影すれば、華やかで幸せ感のあふれる写真になります。6月ならアジサイ、夏ならヒマワリというように、季節のお花を選べば、赤ちゃんが誕生した季節の思い出も一緒に記念に残すことができますね。

アルファベットや数字の形をしたブロックを並べ、名前や生まれた日を写真に入れる方法もあります。ナチュラルな中にもその子だけの特別感を出すことができますよ。

パパとママの指輪や結婚式で使ったリングピロー、フラワーアイテムなど、大切な思い出のものを一緒に写すのも素敵ですよね。

赤ちゃんのセルフ写真のオススメのポーズ

赤ちゃんのセルフ写真のオススメのポーズ

● おくるみを使ったポーズ
使い慣れたおくるみがあれば、優しく包んであげるポーズに挑戦してみてもよいでしょう。
「おひなまき」など、赤ちゃんがいやがらない巻き方で、あまりきつくせずに赤ちゃんにとって楽な体勢にしてあげましょう。

● パーツの写真
手、足、ほっぺなどのパーツだけをアップで撮影するのもオススメです。
この時期だけの小ささや繊細さが際立ちます。おさめたいパーツ以外の部分をぼかすようにして撮るとより効果的です。

● きょうだい、家族で一緒に
お兄ちゃん、お姉ちゃん、パパ、ママと一緒に撮影すれば、家族の素敵な思い出になること間違いなしです。
ねんねしている赤ちゃんの横にきょうだいが寝転んで撮影したり、ママが赤ちゃんを抱っこしている周りを家族が囲んだりして、素敵な時間を写真に残しておきましょう。
セルフ写真だからこそ、よりリラックスした自然な表情で撮ることができます。

赤ちゃんのセルフ写真を撮る際の注意点

赤ちゃんのセルフ写真を撮る際の注意点

無理な姿勢は避ける

うつぶせやほおづえをついた体勢は、プロが撮影する場合でも難易度が高く、数人がかりで様子を見ながら行い、ほんの一瞬を切り取ったものである場合が多いです。セルフ写真の場合は、赤ちゃんの体の負担になる体勢の判断も難しいため、様子をよく観察しながら無理な姿勢は避けて撮影しましょう。

時間をかけすぎない

最高の一枚を残すためにと、こだわって何度も撮り直したり、色々なバリエーションで撮影したくなりますよね。ですが、あまりに撮影に時間をかけすぎていると赤ちゃんにとって負担になる場合があります。自宅でのセルフ撮影は、好きなときにできるのが良い点です。撮影の途中で目が覚めてご機嫌が悪くなりそうな場合などは、休憩をして授乳したり、別の日に改めたりして、調整しましょう。

とっておきの思い出の残し方

素敵なニューボーンフォトが撮影できたら、ぜひ思い出になる形に残しておきましょう。
  • ・ニューボーンフォト専用のアルバムやフォトフレームを用意する
  • ・何枚か、モノクロやセピア加工をして色々な雰囲気で残す
  • ・一年後に、同じ小物を使ってバースデーフォトを撮る
など少しの工夫を加えれば、より特別感がありとっておきの思い出になります。

とっておきの思い出の残し方

まとめ

赤ちゃんの誕生という大きな幸せに包まれた瞬間をカタチに残すことができるニューボーンフォト。興味はあるもののカメラマン探しや、費用の面などで少し敷居が高いと感じるパパ、ママもいるかもしれません。そんな時は、自分たちのペースでリラックスしながら進められるセルフ撮影を検討してみましょう。 きっと、かけがえのない素敵な思い出になるはずです。

著者:川原 恵

保育士、幼稚園教諭2種免許
フラワーアレンジメントディプロマ取得

同志社大学卒業後、某大学附属校で7年間勤務。
幼稚園教諭として勤務経験(担任経験)あり。
フルタイム勤務をしながら通信制大学において資格を取得。
子どもと一緒に楽しむことが好きな、三児の母。育児中の経験を活かしフリーライターとして活動しています。