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1歳・2歳・3歳児の絵本の選び方

読み聞かせとは?何がどういいの?1歳・2歳・3歳児の絵本の選び方

絵本の読み聞かせを小さいころにしてもらった人はいると思います。

しかし、読み聞かせとは具体的にはなんでしょうか。

読み聞かせをするとどんなメリットがあるのでしょうか。

子ども1人に読み聞かせをするのと、数人の子どもに読み聞かせをするのとではやり方やポイントが少し違ってきます。

また、1歳~3歳児への絵本は何を基準に選ぶといいのでしょうか。

年齢ごとにおすすめの絵本もご紹介します。

読み聞かせとは?

読み聞かせとは、絵本に書いてある文を、絵を見せながら読んで聞かせることを指します。

これだけ聞くと当たり前なのですが、実際には

・強弱をつけて読む
・時には子どもの声、おばあさんの声などを使い分ける

など絵本の中の世界を存分に表現します。

読み聞かせは絵本を選ぶところから始まります。

好きな本を読んであげる場合や、今日はこの本!と大人が決めてしまう場合もあるでしょう。

その子が読みたかった本じゃなくても、読み聞かせる側が絵本の世界観を再現することで子どもはひきつけられて楽しむことができます。

読み聞かせをするメリット

読み聞かせには、どんなメリットがあるのでしょうか。

まず一つ目として、コミュニケーション不足の解消です。

読み聞かせは膝の上にのせて肌を密着させて読むことが推奨されていますが、この体勢だと肌と肌が触れ合い、スキンシップの一環にもなります。

また、子どもは読み聞かせによって親からの愛情を感じ、自己肯定感も養われるようになります。

次に、感情を豊かにしてくれるメリットがあります。

子どもは読み聞かせによって、登場人物の喜怒哀楽や心の変化を感じ取ることで感情が豊かになります。

様々な絵本を通じて、登場人物の気持ちを想像させてみましょう。

また、読み聞かせは想像力も豊かにしてくれます。

想像力が豊かな人は人と接するときに思いやりをもって接することができるので、相手の痛みや気持ちを理解することができ、感性豊かな優しい人になれます。

想像力があれば、将来的にも視野が広がり、新しい視点で物事を考えることができます。

先を考えて行動することで、大きな失敗を防ぐこともできるでしょう。


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子どもに読み聞かせをするときのポイント

読み聞かせをするときのポイントは、先ほども書きましたが、とにかく絵本の世界を表現すること

・強弱をつける
・そのキャラクターの声を思い浮かべて言う
・効果音も草や風なら優しく
・雷なら大きく強く

など、工夫が必要となってきます。

1人の子どもに読み聞かせをする場合、大人の前に座らせて、体を密着して読んであげることで集中力が上がり、子どもは夢中で絵本を聞きます。

数人の子どもに読み聞かせをする場合、子どもと大人は向かい合わせになるように座ります。

子ども全員に絵本がしっかり見えるように座る位置を調節してあげましょう。

部屋の照明が絵本に反射して、子どもたちが見えにくくなってしまうため、大人が読むときには、絵本が上向きにならないよう注意しましょう。

読み聞かせとは

絵本を選ぶ時のポイント

絵本を選ぶところからが読み聞かせだといいましたが、何を基準に絵本を選ぶといいのでしょうか。

ポイントをまとめました。

色や線がはっきりとしていて見やすい絵

絵本の主役は基本的には絵です。

乳幼児の視力はまだ未完成なため、大きくはっきりとした絵が見やすいです。

年齢が上がるにつれて色も細かくなってくる絵本が多くなりますが、色もはっきりとした絵の絵本のほうが見やすくて引き込まれやすいです。

遠くから見てもわかりやすい絵

数人に読み聞かせをする場合、遠くからでもはっきりと見やすい絵の絵本を選びましょう。

言葉だけ聞いて絵が何となく…より、言葉も絵もわかりやすい!というほうが楽しむことができます。

読み聞かせは、全員が「面白かった」といって終わることができるように工夫しましょう。

絵と文章のバランスが合っているか

絵と文章のバランスは大切です。

例えば、

・絵の割に文章が多すぎる
・絵が遅れているまたは先走っている

など、絵と文章のペースが合っていないと、子どもは混乱してしまいます。

意外と忘れがちなポイントなので、ここも配慮して選んであげることができれば、本当に楽しい読み聞かせになりますよ。

1歳児・2歳児・3歳児の成長に合った内容か

絵本には、目安の年齢が書いてあることがほとんどです。

例えば福音館書店の絵本であれば、「1人で読むなら〇歳、大人が読むなら4歳以上」などのように書いてあります。

大体の場合はこのような目安年齢を参考に選ぶのも良いでしょう。

しかし、成長には個人差があるため、必ずしもその目安年齢が正解というわけではありません。

まだ内容が理解できずつまらなそうだったり、少し目安年齢が高い物語のような絵本でも楽しめるなど、読み聞かせを繰り返すうちに、傾向がつかめるでしょう。

親子で様々な絵本に触れれば、コミュニケーションのいい機会になるでしょう。

絵本を選ぶ時のポイント

【年齢別】読み聞かせにおすすめの絵本

年齢によって、読む絵本は変わってきます。

・難しい物語はまだわからない1歳
・少しずつ言葉を理解する2歳
・簡単な物語なら理解できる3歳

それぞれの年齢におすすめの本をご紹介します。

1歳児の読み聞かせにおすすめの絵本

くだもの

出版社: 福音館書店 作: 平山 和子

すいか・もも・ぶどう・さくらんぼなど。読んでいたら思わず食べたくなるような果物がたくさん出てくるこの絵本。本物のように描かれていて、子どももきっと絵本に手を伸ばします。

こぐまちゃん いたいいたい

出版社: こぐま社 作: わかやま けん

こちらは長年愛されている「こぐまちゃんシリーズ」です。 こぐまちゃんが階段から落ちたり、、お団子の串がささったり・・・様々な痛いシーンが描かれていて、失敗を通して「次はどうしたらいいかな?」ということが学べる絵本です。

うさこちゃんのさがしもの

出版社: 福音館書店 ディック・ブルーナ 文・絵 / まつおか きょうこ 訳

こちらも長年多くの人に愛される「うさこちゃんシリーズ」。 ある日の朝に目が覚めると、うさこちゃんの大切なものがありません。 うさこちゃんに感情移入しながら楽しめるでしょう。 最後はハッピーエンドで終わるので、何回でも読めてしまいます。

いないいないばああそび

出版社: 偕成社 作・絵: きむら ゆういち

1歳でもまだまだ楽しめるいないいないばあ。 顔を隠している動物の顔をめくると、顔が「ばあ!」と現れる仕掛けです。 犬や怪獣など、たくさんのキャラクターがいないいないばあをします。 また、この絵本は厚手タイプなので1歳の子でも自分でめくることができて、親子で楽しめる一冊です。

2歳児の読み聞かせにおすすめの絵本

ノンタン はみがきはーみー

出版社: 偕成社 作・絵: キヨノ サチコ

お母さん世代にも人気な「ノンタンシリーズ」。 くまさんやうさぎさん、ぶたさんも歯をピカピカにします。 歯磨きの時間が楽しくなりそうなテンポのいいリズムが印象的です。 何度も繰り返して読むことで、歯磨きが習慣化しそうです。

なにをたべてきたの?

出版社: 佼成出版社 文: 岸田 衿子 絵: 長野 博一

こちらの絵本は食べ物や色への興味を育んでくれます。 主人公のしろぶたくんは白で描かれていますが、食べたフルーツの色に合わせて体の模様が変化します。 その変化に子どもも興味津々になるはず。 食育にもいい一冊となっています。

ぞうくんのさんぽ

出版社: 福音館書店 作・絵: なかの ひろたか

ぞうくんが散歩をしているときに出会った動物たちと一緒にお散歩するお話です。 みんなぞうくんの背中に乗りたがり、出会った動物がどんどん上に積み重なっていくユーモアな雰囲気の絵本です。

おでかけのまえに

出版社: 福音館書店 作: 筒井 頼子 絵: 林 明子

この絵本は、ピクニックに行くのが楽しみで待ちきれないあやこちゃんのお話です。 お出かけ前の準備がまだ終わっていないパパとママの準備を手伝おうとするのですが、お弁当をひっくり返したり荷物がぐちゃぐちゃになったりの失敗続き。 それを見ても叱らないパパとママにもほっこりできる一冊です。

いやだいやだ

出版社: 福音館書店 作・絵: せな けいこ

2歳はイヤイヤ期の真っ只中。 いやだいやだばっかり言っていたらみんなに愛想つかされちゃうよというメッセージが込められていて、ハッピーエンドではなく「そしたらルルちゃんはどうするの?」という問いかけでおわる印象的な絵本。 イヤイヤがひどい子どもと一緒に読んでみてはいかがでしょうか。

おおきなかぶ

出版社: 福音館書店 作: A・トルストイ 絵: 佐藤 忠良 訳: 内田 莉莎子

おじいちゃん、おばあちゃん世代も知っているこの作品。 「うんとこしょ、どっこいしょ」という掛け声が印象的な作品です。 おおきなかぶをぬくために全員で力を合わせるこの絵本からは、力を合わせる大切さが学べます。

はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!

出版社: アリス館 作: くぼ まちこ

しゅっしゅっしゅっ!とはみがきれっしゃがやってきます。 歯磨きをしないと虫歯になって大変だよという怖い内容が多い歯磨きの絵本ですが、このはみがきれっしゃはポジティブな作風で最後まで子どもが笑顔で読むことができます。 歯磨き嫌いな子どもと一緒に読んでみてはいかがでしょうか。

3歳児の読み聞かせにおすすめの絵本

どうぞのいす

出版社: ひさかたチャイルド  作: 香山 美子 絵: 柿本 幸造

ある時うさぎさんがつくった「どうぞのいす」をきっかけに、動物たちが親切心をつないでいくほっこりとする作品。 「どうぞやすんでください」だと思ったロバさんはどんぐりのかごを置いて眠ってしまうところから物語がスタートします。 「お好きに食べてください」だと思った動物たちは次々に完食してしまいますが、次の人がかわいそうだからとそれぞれ自分の持っているものを足していくというお話です。

ぐりとぐら

出版社: 福音館書店 作: 中川 李枝子 絵: 大村 百合子

こちらも多くの人が読んだことがあるのではないでしょうか。 のねずみのぐりとぐらが大きなパンケーキを作るお話です。 パンケーキを作る工程もかわいらしく描かれており、一度は作ってみたい!と思ったことがある人もいるほどです。 お手伝いに興味を持ち始めたときにおすすめの一冊です。

はらぺこあおむし

出版社: 偕成社 作:エリック・カール 訳:もりひさし

さまざまなグッズにもなっているため、読んだことがある人もいれば、「今も好き!」という人もいるでしょう。 あおむしが卵から孵って美しい蝶に成長していくお話。 その成長過程がユーモアたっぷりに描かれています。 「○○を△つ食べました」というフレーズを繰り返しているため、色や形、数え方も身に付きやすいです。

まとめ

読み聞かせについてまとめてきました。

ただ絵本を見せて読むだけと思っていても、意外と難しいのが読み聞かせです。

子どもが興味を持ちそうなものを選ぶところから始まり、その世界観をきちんと再現するには努力が必要かもしれません。

子どもの集中力はとても短く、一度集中が途切れてしまえばなかなか戻りません。

そのため、成長に合った絵本を選ぶのがとても重要なのです。

子どもが読みたい!というものを読ませるのが一番ですが、数人に読み聞かせをする場合にはそのとき伝えたいテーマを基準に選んであげるといいでしょう。

読み聞かせをする年齢が1歳~3歳とバラバラの場合、1歳の子を基準に選んであげましょう。
3歳向けの絵本を1歳の子どもに読んでも難しくて理解できませんが、1歳向けの絵本を3歳の子どもに読んでも楽しんでくれます。

読み聞かせは楽しいんだよ!ということが一度でも伝われば、子どもは絵本に夢中になるでしょう。

終わった後は「面白かったね!」と余韻に浸らせてあげることも大切です。