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赤ちゃん・乳児・幼児の食事量!月齢別なかなか食べない時の原因と対処法

赤ちゃん・乳児・幼児の食事量!月齢別なかなか食べない時の原因と対処法

赤ちゃんの食事については個人差や食べムラに悩み、食事の時間のたびにストレスを抱えるパパやママが多いもの。どうして食べないのか、どんな風にしたらいいのか、食べさせ方やポイントを一緒に考えましょう。

月齢別赤ちゃんが離乳食を食べない・嫌がる理由

赤ちゃんが離乳食を食べない理由はどのようなことなのでしょうか。成長し月齢が進むごとに理由も変わってきます。
基本的には離乳食を赤ちゃんが嫌がるときは無理に食べさせなくても大丈夫。赤ちゃんの気分に合わせて食べさせることをお休みしてもいいんです。
それでは赤ちゃんが離乳食を食べない理由はどんなことなのか見ていきましょう。

離乳食初期(5か月~6か月)の様子と食べないわけ

お子さんの体重が増えてきた、食事をする人を見ると口を動かしたり、欲しそうにするなど、食べることに関心が出てきた様子を見て離乳食をスタートしたばかりのお子さんも多いのではないでしょうか。
食べないと焦りますね。また、せっかく作ったのに…という思いもあるから「ひと口だけでもいいから食べてほしい」と思ってしまうことでしょう。
この時期に食べない理由としては、以下のことがあげられます。

  • ・口に食べ物が入ってくることに驚いている
  • ・慣れない味に違和感がある
  • ・母乳やミルクが好き
  • ・おなかがいっぱいで空腹ではない
  • ・離乳食の温度が熱い、または冷たいなどと不快に感じている
  • ・スプーンの形状や材質が口に合わなくて不快

初めて食べ物を口にする赤ちゃんは、様々な初体験の刺激に驚いているはずです。楽しい、食べてみたいと思える赤ちゃんばかりではないのです。嫌がった時や口を開けないときは、唇にちょこんとスプーンを当てるだけでも大丈夫です。
初めての離乳食はパパやママも緊張し、つい笑顔がなくなり、真剣な表情になりがちです。赤ちゃんも緊張してしまうので気を付けましょう。
食事はおいしくて楽しい時間と感じられるよう、「はじめてでびっくりしたね。」「おいしいんだよ。」「ちょっとずつ慣れようね。」などの言葉がけをしながら笑顔で過ごしましょう。

離乳食中期(7か月~8か月)の様子と食べないわけ

モグモグ期とも言われる離乳食中期。少しつぶつぶとしたものを、日に2回食べる「二回食」になっている頃かもしれません。これまで割とスムーズに食事を楽しんでいたはずなのに、急に泣き出したり口を開けたがらないなど、嫌がることがあります。
赤ちゃんが嫌がる理由は、下記のようなことが考えられます。

  • ・運動や遊びが足りず、おなかが空いていない
  • ・おかしや果物など間食が多い
  • ・つぶつぶとした食感にまだ慣れていない
  • ・離乳食の進度が早い
  • ・食べさせるスピードが速く丸のみし、辛くなっている
  • ・離乳食の味付けに飽きた
  • ・スプーンの形状が気に入らない、口に合わない、飽きた
  • ・固すぎる、柔らかすぎる
  • ・ママやパパのイライラが伝わっている

これまでスムーズに食べてくれていた場合は余計に、なぜ?とイライラしたり不安になったりするかもしれません。赤ちゃんはまだ歯が未発達なので、離乳食は舌を使ってすりつぶしながら食べますが、舌ですりつぶしにくい固さ・柔らかさだったのかもしれません。
また、もしかしたら少し歯が生えてきていて口の中が不快なため、離乳食など食べること全般に対して嫌がっていることもあります。
赤ちゃんの成長はもちろん、機嫌も加わり、その日によって食べムラがある時期です。
食べなかったら食事の時間はおしまいにし、「またあとでね。」と切り上げるのもひとつの方法です。

離乳食後期(9か月~11か月)の様子と食べないわけ

離乳食後期は、形のあるもの、様々な味わいのものを食べるようになります。また、自分でスプーンを使って食べようとしたり、手づかみで自分の口へ運ぶ時期でもあります。少しずつ母乳やミルクの回数が減ってくる赤ちゃんもいれば、まだまだ母乳やミルクを欲しがる赤ちゃんもいますね。
この時期には3回食となり、すっかり食べることが習慣になっているはずなのですが、もちろん赤ちゃんの成長は個人差があるので、一概に3回しっかりと食べる赤ちゃんばかりとは言えません。
また、嫌がることもありますね。離乳食後期に考えられる、赤ちゃんが嫌がる理由を考えてみましょう。

  • ・スプーンが嫌い、または使い勝手が良くない(フォークが必要になっている)
  • ・手づかみで好きなように食べたい、食べさせてもらいたくない
  • ・大人と一緒のものが食べたい
  • ・離乳食の触感や味が物足りない
  • ・歯が生えてきて、口の中が不快
  • ・運動や遊びが足りないため、おなかが空いていない

大人と自分の食事の違いにも気が付き始めます。もしかしたらもう離乳食の食感や味わいが物足りないと感じている赤ちゃんがいるかもしれません。思い切って大人と同じ硬さのご飯を食べさせてみたり、少し薄めた同じお味噌汁を食べさせてみるというのもひとつの方法です。
また、子どもの意志に任せ、手づかみやスプーンで好きに食べてもらうだけでもいいんです。おなかが空けば食べるはず。遊び始めたらすぐに切り上げましょう。
スプーンと一緒にフォークを使って食べたくなる時期でもあります。用意してみましょう。

離乳食完了期(1歳~1歳半)の様子と食べないわけ

ほとんど幼児食となり、1日3回大人と一緒にテーブルにつきしっかり食べさせたい時期である離乳食完了期。母乳やミルクも必要ない赤ちゃんがいる中、まだ安心やコミュニケーションのために続けている赤ちゃんもいるでしょう。
この時期に、食べない・嫌がる理由はどんなことでしょうか。

  • ・味付けが薄い、濃い
  • ・固い、柔らかすぎる
  • ・食事のバリエーションに飽きている
  • ・おやつを食べすぎている
  • ・食べる環境に飽きている

などのことが考えられます。

食べないときってどんな対処をしたらいの?

食べないときってどんな対処をしたらいの?

きっと離乳食を食べない赤ちゃんに悩みを抱えるパパ・ママは、色々なことを試してみたもののうまくいかず、困っていることでしょう。
様々な工夫をしても、赤ちゃんは気分屋さん。繰返しお伝えしましたが、食べてくれないときは、必死に食べさせなくてもいいんです。
けれど、切り上げる前に、もう一度できるかもしれない対処法についておさらいしてみましょう。

味わいや食感を見直す

おかゆや野菜のマッシュに飽きたり(食感)、素材そのものだけで味付けをしないこと(味付け)に飽きていることがあります。
気づかないうちに味覚が発達し、新しい刺激を求めているかもしれません。
または、ベビーフードやお菓子にはしっかり味のついたものを与えているけれど、家庭での離乳食は素材の味だけなら、食べないはず。
もう一度普段食べさせているものの味わいを、パパ・ママが味わって、味わいを考えたり比べてみましょう。

食べるのをおしまいにする

嫌がったり泣いているのに、無理やり口を開けさせたり、唇に押し当てて食べさせるのはやめましょう。また、歩けるようになった赤ちゃんを追いかけまわし、口に運ぶこともしないようにしたいですね。
食べなければ思い切って切り上げることも、食事のマナーや楽しさを知ることへの第一歩。
様子を見ながら言葉を添えて、切り上げましょう。

水分を与える

離乳食を食べる時は一緒に水分も飲めるようにしましょう。甘いものではなく麦茶や白湯がいいですね。水分ばかりでおなかがいっぱいにならないように、少量にします。
コップやストローなどの練習になりますよ。離乳食がのどに詰まらないためにもいいでしょう。
食べるばかりでなく飲むことで少し気分転換にもなりますし、最後は口の中がきれいになることも期待できます。

気分転換をする

楽しい時間を演出するために、歌を歌ったり、嫌がるときは食事に関連するような赤ちゃん向けの絵本を読むことも気分転換になって良いでしょう。ただし、食事中は絵本を読んだりテレビを見せたりはしないようにしましょう。

食べる場所を変える

いつも同じリビングの食卓テーブルやベビーチェアで食べていると、赤ちゃんも飽きてしまいます。たまには、床にレジャーシートを敷いて食べてみたり、公園へお出かけして食べてみるのもいいですね。
また、場所を変えるだけではなく、食器やエプロンも時々変えてみると楽しい気分になりますよ。

まとめ

食べなくても大丈夫、そんな気持ちで離乳食を楽しみましょう!
離乳食の時間になると、今日は食べてくれるかな?と心配になることでしょう。食べてくれないと「今日もまた食べないの?」とイライラした気分になるのではないでしょうか。一生懸命工夫を凝らしたものを食べてくれないと、がっかりしますよね…。けれど食べてくれないことを前提にしていたら少しは楽な気持ちになれるかもしれません。
焦らなくても大丈夫。離乳食を食べる時間は、赤ちゃんが食事の食感を知ることと食事の楽しさを知ることが一番大切なのです。
赤ちゃんは、あごが未発達・舌は前後に動くのみ・歯がない、そんな状態で食べることをスタートします。これは大変なことです。ときには疲れたり泣きたくなったり、嫌になることもあるでしょう。そういったことも頭の片隅におきながら、一生食べないひとはいない、いつか食べるようになる!そんな大きな気持ちで楽しくお子さんと過ごしましょう。

著者:炭本 麻美

保育士、幼稚園教諭2種免許
発達障害コミュニケーション指導者

地元の短期大学部幼児教育学科を卒業後保育士として10年間民間保育園にて従事。
発達障害と自閉症の長男、健常児の次男を育てる母でありフリーライター。
保育士経験と育児経験、ライター経験を通し、保護者や保育士・幼稚園教諭に寄添う記事を執筆 保護者をはじめ、周囲の大人が大切にされ心が安定していることが子どもの幸せと感じ、仕事と育児に奮闘中。