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【医師監修】生後10か月とは?赤ちゃんの成長・発達・睡眠時間・授乳と生活リズム
公開日 2021年05月13日
更新日 2022年03月22日
生後10か月になると、赤ちゃんはママやパパの言葉や行動をマネしながら、色々な声やしぐさでたくさんの表現をしてくれるようになります。
起きているときは、じっとしている時間がほとんどないくらいに色々なものごとに興味を示し、自分のからだをできうる限りめいっぱい使って、意欲満々に行動する姿が見られるでしょう。この前までできなかったことができるようになっていたり、赤ちゃんの成長のスピードに大人は感心してしまいますよね。一方で、ママにとってはヒヤヒヤする場面も出てくるかもしれません。
ママが安心して赤ちゃんとの生活を楽しむために、生後10か月の赤ちゃんの成長の様子や生活についてまとめました。
母子手帳にある成長曲線グラフに、月齢ごとにその時の赤ちゃんの身長、体重をマークして成長具合をチェックしてみるといいでしょう。あくまでも平均のめやすなので、多少外れているからといって過度な心配をする必要はありませんが、下限、上限のラインから大きくそれていて気になる場合は健診や予防接種の際に医師に相談してみましょう。
赤ちゃんは部屋の中を動き回る中で、イスやソファ、テレビ台などちょうどいい高さのものを見つけるとしっかり手で支え、立つ前身となる動きをします。
はじめのうちは膝がぴょこぴょこと曲がって不安定な様子が、上手になってくるとしっかり足の裏を床につき、全身のバランスをうまくとれるようになってきます。
まだハイハイやおすわりしかできないと思っていたのに、急につかまり立ちにチャレンジしていることもあり得ます。
赤ちゃんの腕の高さで、寄りかかるとグラグラするような不安定な家具などはないか、注意しておきましょう。
このつかまり立ちから、支えになっているものをつたって移動し始めると「つたい歩き」になっていきます。ねんねの生活だった赤ちゃんが、「ずりばい」や「ハイハイ」で動くことをおぼえたら、今度は「立つ」「歩く」という上へ向かった動きを始めるのがすごいですよね。
しかし、どの経過をたどって歩行を始めるかは赤ちゃんによって個人差があります。筋力の発達による影響以外にも、赤ちゃんが慎重な性格の場合など、成長がゆっくりになることもあります。
赤ちゃんが表情豊かであったり元気にしていたりすればあまり心配はいりませんが、どうしても気になることがあるようならこの時期に行われる乳幼児健診で相談してみてもよいでしょう。
赤ちゃんの様子を見て大丈夫そうなら、おかゆだけでなく、ごはんを柔らかく炊いた軟飯に挑戦してもいい頃です。おかゆよりもよく食べてくれるようになる場合もありますが、慣れない食感が気になって嫌がることもあります。
赤ちゃんの食の好みや食べムラが出てくる時期なので、一回の食事で多くの栄養素を摂ることは無理に目指さず、赤ちゃんが積極的に食べてくれる食事を中心にしましょう。3回食で栄養を摂れるように1日のバランスを調整していきましょう。
また、自分で手に取り口に運ぶ「手づかみ食べ」も出来るようになります。野菜を混ぜ込んだおやきやパンケーキを、手に持ちやすいようスティック状にして、赤ちゃんの前に出してあげましょう。自分から「食べたい」という意欲につながり、脳や手指の動きも発達します。
最初は上手くできず、たくさんこぼしてしまうかもしれませんが、神経質にならずに、食べようとする行為を褒めてあげましょう。食べこぼしが気になる場合は、赤ちゃんのイスの下にシートなどを敷いたり、拭きやすい大きめのランチョンマットや受け皿のしっかりしたエプロンを使用するなど工夫してみるのもおススメです。
しかし、赤ちゃんによって食べ方にも違いがあるので、まだ授乳が必要な子もいます。赤ちゃんが離乳食をよく食べて母乳を飲む量が減ってくると、それに伴いママの母乳の分泌量が自然と減ってくることもあります。
赤ちゃんの様子とママの体、両方と相談しながら授乳の時間や回数を見直してみてもよいでしょう。
ミルクの場合は、食後であれば100ml程度、それ以外の時は200~220ml程度をあげてもよいですが、赤ちゃんの飲み具合や体重の増え方、うんちの回数などを考慮しながら調節しましょう。
また、夜の寝かしつけの際に、毎晩だいたい同じ時間に寝室に連れていく、落ち着いた声で話しかけながら赤ちゃんの体をなでてあげる、などの「入眠儀式」を取り入れることで、赤ちゃんが「眠る時間」と認識できるようになっていき、寝かしつけがスムーズになることがあります。
その後、欲しがるようなら夜中に授乳してもよいでしょう。
お昼寝の回数や時間が減る子もいます。また、遊ぶことに夢中になってお昼寝を忘れて過ごす日もあるかもしれません。その場合は夜までもたずに夕方にお昼寝を始めてしまうこともありますが、夜に寝かしつけをする時間・翌朝起きる時間は大きくずらさない方が、翌日以降もリズムがくずれにくくなります。
色々な物事をよく観察していて、大人の声や口の動きを真似することも上手になっていきます。記憶力が発達し、社会性も身についてくる頃なので、赤ちゃんへの接し方を少しステップアップしてもいいかもしれません。
これまで、赤ちゃんの周りから危険なものを取り除くことなどに十分注意を払ってきたと思いますが、どんどん活発になる赤ちゃんは予想もしないことを始めたり、興味や欲求の赴くままに行動したりすることも増えてきます。
赤ちゃんの意欲や好奇心を満たし、心身の発達のためにはチャレンジすることも必要なので、全てを先回りして止めてしまう必要はなく、時には見守ることも大切です。
しかし、大けがにつながりそうなことや、叩く・ひっかくというような人に危害を加えることなど、止めるべき行動もありますよね。そういった時は、
欲求や感情が勝ってしまい、すぐに行動に移すことができなかったり、同じことを繰り返してしまうこともあります。しかし、根気よくママが伝え赤ちゃんの中に蓄積されていった記憶は、やっていいこと、いけないことの判断材料になるでしょう。
また、以下のポイントも大切です。
赤ちゃん自身が、まだ意味のある言語を発することができなくても、たくさんの言葉がけによって情緒が育まれ、コミュニケーションを学んでいくことができるでしょう。
授乳については、赤ちゃんの身体がしっかり成長しているか、食事での栄養は足りているか、という赤ちゃんにとって必要かどうかという点と、ママの体調や生活に無理はないかという点など、様々な観点や考え方、それぞれに合った方法があるため、一つの正解があるわけではありません。
他にも、
起きているときは、じっとしている時間がほとんどないくらいに色々なものごとに興味を示し、自分のからだをできうる限りめいっぱい使って、意欲満々に行動する姿が見られるでしょう。この前までできなかったことができるようになっていたり、赤ちゃんの成長のスピードに大人は感心してしまいますよね。一方で、ママにとってはヒヤヒヤする場面も出てくるかもしれません。
ママが安心して赤ちゃんとの生活を楽しむために、生後10か月の赤ちゃんの成長の様子や生活についてまとめました。
目次
生後10か月の赤ちゃんの成長と発達
全身に筋肉がついてきて体つきがしっかりしてくる生後10か月ごろ。歩行に向けて徐々に段階を踏みながら発達が進んでいく時期になります。赤ちゃんの身体の成長と発達について、具体的に解説していきます。【生後10か月】赤ちゃんの体重・身体の成長
厚生労働省が平成22年に行った乳幼児身体発育調査によると、生後10か月の赤ちゃんの身長、体重の平均値は以下の通りとの結果が報告されています。男の子
身長 | 68.4~77.4㎝ |
体重 | 7.34~10.59㎏ |
女の子
身長 | 66.5~75.6㎝ |
体重 | 6.86~10.06㎏ |
母子手帳にある成長曲線グラフに、月齢ごとにその時の赤ちゃんの身長、体重をマークして成長具合をチェックしてみるといいでしょう。あくまでも平均のめやすなので、多少外れているからといって過度な心配をする必要はありませんが、下限、上限のラインから大きくそれていて気になる場合は健診や予防接種の際に医師に相談してみましょう。
【生後10か月】赤ちゃんの発達
つかまり立ち
「ハイハイ」が上手になると、つかまり立ちを始める赤ちゃんも多いです。赤ちゃんは部屋の中を動き回る中で、イスやソファ、テレビ台などちょうどいい高さのものを見つけるとしっかり手で支え、立つ前身となる動きをします。
はじめのうちは膝がぴょこぴょこと曲がって不安定な様子が、上手になってくるとしっかり足の裏を床につき、全身のバランスをうまくとれるようになってきます。
まだハイハイやおすわりしかできないと思っていたのに、急につかまり立ちにチャレンジしていることもあり得ます。
赤ちゃんの腕の高さで、寄りかかるとグラグラするような不安定な家具などはないか、注意しておきましょう。
このつかまり立ちから、支えになっているものをつたって移動し始めると「つたい歩き」になっていきます。ねんねの生活だった赤ちゃんが、「ずりばい」や「ハイハイ」で動くことをおぼえたら、今度は「立つ」「歩く」という上へ向かった動きを始めるのがすごいですよね。
しかし、どの経過をたどって歩行を始めるかは赤ちゃんによって個人差があります。筋力の発達による影響以外にも、赤ちゃんが慎重な性格の場合など、成長がゆっくりになることもあります。
赤ちゃんが表情豊かであったり元気にしていたりすればあまり心配はいりませんが、どうしても気になることがあるようならこの時期に行われる乳幼児健診で相談してみてもよいでしょう。
離乳食
歯茎でつぶせるかたさの「カミカミ期」の離乳食を続けながら、種類や量を少しずつ増やしてみましょう。赤ちゃんの様子を見て大丈夫そうなら、おかゆだけでなく、ごはんを柔らかく炊いた軟飯に挑戦してもいい頃です。おかゆよりもよく食べてくれるようになる場合もありますが、慣れない食感が気になって嫌がることもあります。
赤ちゃんの食の好みや食べムラが出てくる時期なので、一回の食事で多くの栄養素を摂ることは無理に目指さず、赤ちゃんが積極的に食べてくれる食事を中心にしましょう。3回食で栄養を摂れるように1日のバランスを調整していきましょう。
また、自分で手に取り口に運ぶ「手づかみ食べ」も出来るようになります。野菜を混ぜ込んだおやきやパンケーキを、手に持ちやすいようスティック状にして、赤ちゃんの前に出してあげましょう。自分から「食べたい」という意欲につながり、脳や手指の動きも発達します。
最初は上手くできず、たくさんこぼしてしまうかもしれませんが、神経質にならずに、食べようとする行為を褒めてあげましょう。食べこぼしが気になる場合は、赤ちゃんのイスの下にシートなどを敷いたり、拭きやすい大きめのランチョンマットや受け皿のしっかりしたエプロンを使用するなど工夫してみるのもおススメです。
【生後10か月】赤ちゃんの授乳間隔は?
離乳食の量や種類が増え、赤ちゃんがよく食べるようになると、多くの栄養を食事から摂取するようになっていきます。しかし、赤ちゃんによって食べ方にも違いがあるので、まだ授乳が必要な子もいます。赤ちゃんが離乳食をよく食べて母乳を飲む量が減ってくると、それに伴いママの母乳の分泌量が自然と減ってくることもあります。
赤ちゃんの様子とママの体、両方と相談しながら授乳の時間や回数を見直してみてもよいでしょう。
ミルクの場合は、食後であれば100ml程度、それ以外の時は200~220ml程度をあげてもよいですが、赤ちゃんの飲み具合や体重の増え方、うんちの回数などを考慮しながら調節しましょう。
【生後10か月】赤ちゃんの睡眠時間は?
起きている時間、活発に動く時間が増える生後10か月の赤ちゃん。1日合計11~13時間程度が睡眠時間となっているでしょう。体力がつき、これまではお昼寝を1日2回していた子でも、1回になることもあります。夜には朝までぐっすり眠る子もいれば、夜泣きで何度か目を覚ます子もいます。どちらの場合でも、毎日の生活リズムをなるべく維持して赤ちゃんの体内時計が朝昼夜と区別がつくようにすることを心がけましょう。また、夜の寝かしつけの際に、毎晩だいたい同じ時間に寝室に連れていく、落ち着いた声で話しかけながら赤ちゃんの体をなでてあげる、などの「入眠儀式」を取り入れることで、赤ちゃんが「眠る時間」と認識できるようになっていき、寝かしつけがスムーズになることがあります。
生後10か月の赤ちゃんとの生活リズム・スケジュール
【生後10か月】赤ちゃんとママの過ごし方は?
生後10か月の赤ちゃんとママが過ごす1日のスケジュールの一例を参考までに記しています。7:00 | 起床・授乳 |
8:00 | 遊び |
9:00 | お散歩・日光浴 つかまり立ちをするなら、靴を履かせてみてもいいでしょう。 |
10:00 | 離乳食 |
11:00 | 授乳 |
12:00 | 睡眠 |
13:00 | 睡眠 早めに目が覚めたら、目を合わせて声をかけてあげると喜びます |
14:00 | 離乳食 |
15:00 | 授乳 |
16:00 | 遊び もしこの時間帯でお昼寝をする場合は長くなりすぎないようにしましょう |
17:00 | お風呂 お風呂の中でも活発に動きたがるかもしれないので、気をつけましょう |
18:00 | 離乳食 もし家族がそろうなら、一緒に食卓を囲んで楽しみましょう |
19:00 | 授乳 |
20:00 | ねかしつけ 赤ちゃんが眠りにつきやすい「入眠儀式」を取り入れてみましょう |
お昼寝の回数や時間が減る子もいます。また、遊ぶことに夢中になってお昼寝を忘れて過ごす日もあるかもしれません。その場合は夜までもたずに夕方にお昼寝を始めてしまうこともありますが、夜に寝かしつけをする時間・翌朝起きる時間は大きくずらさない方が、翌日以降もリズムがくずれにくくなります。
【生後10か月】赤ちゃんとの生活の注意点
生後10か月ごろになると、赤ちゃんはママなどの周りの人の言葉、行動の意味が少しずつ理解できるようになってきます。色々な物事をよく観察していて、大人の声や口の動きを真似することも上手になっていきます。記憶力が発達し、社会性も身についてくる頃なので、赤ちゃんへの接し方を少しステップアップしてもいいかもしれません。
これまで、赤ちゃんの周りから危険なものを取り除くことなどに十分注意を払ってきたと思いますが、どんどん活発になる赤ちゃんは予想もしないことを始めたり、興味や欲求の赴くままに行動したりすることも増えてきます。
赤ちゃんの意欲や好奇心を満たし、心身の発達のためにはチャレンジすることも必要なので、全てを先回りして止めてしまう必要はなく、時には見守ることも大切です。
しかし、大けがにつながりそうなことや、叩く・ひっかくというような人に危害を加えることなど、止めるべき行動もありますよね。そういった時は、
その行動を制止しながら、目を見て、いつもより真剣な表情で、短い言葉でやってはいけないことを伝えましょう。
それでも赤ちゃんはすぐにやめようとしなかったり、癇癪を起すことがあるかもしれません。だからといって長く説明したり、感情的な言い方をする必要はありません。赤ちゃんはママの言葉と態度でしっかりと伝えられれば、理解できるようになっていきます。欲求や感情が勝ってしまい、すぐに行動に移すことができなかったり、同じことを繰り返してしまうこともあります。しかし、根気よくママが伝え赤ちゃんの中に蓄積されていった記憶は、やっていいこと、いけないことの判断材料になるでしょう。
また、以下のポイントも大切です。
- ・赤ちゃんを愛しく思う気持ちを言葉にして伝えること
- ・たくさん褒めてあげること
- ・赤ちゃんの気持ちに共感して代弁してあげること
産後10か月のママが気を付けるべきこと
赤ちゃんが生後10か月になり、離乳食をよく食べるようになったり、ママの復職の時期が近づいてきたりすると、「卒乳」「断乳」を意識するママもいるでしょう。授乳については、赤ちゃんの身体がしっかり成長しているか、食事での栄養は足りているか、という赤ちゃんにとって必要かどうかという点と、ママの体調や生活に無理はないかという点など、様々な観点や考え方、それぞれに合った方法があるため、一つの正解があるわけではありません。
他にも、
- ・ママの体調不良により薬を服用しなくてはいけなくなった
- ・次の妊娠を早めにと考えている
- ・赤ちゃんが自然と離れるまではあげ続けたい
まとめ
赤ちゃんと過ごす毎日の中では、とても楽しく過ごせた日、問題なくスムーズに過ごせた日もあれば、何をやってもうまくいかなかった日や、「いいママではなかったかも」と落ち込む日もあるでしょう。赤ちゃんにとっては、確かにそんな毎日の積み重ねが記憶になり、人格の形成につながっていくものです。しかし、ママの失敗が何度かあったからといって、それが赤ちゃんにとって悪影響になるとまで考える必要はありません。失敗したら別の方法にトライしてみるママ、落ち込んでも別の時にはたくさんの笑顔を見せてくれているママのことも赤ちゃんはよく知っています。ママも赤ちゃんからたくさんのことを教えてもらいながら、一緒に色々な思い出をつくっていきましょう。著者:川原 恵
同志社大学卒業後、某大学附属校で7年間勤務。
幼稚園教諭として勤務経験(担任経験)あり。
フルタイム勤務をしながら通信制大学において資格を取得。
子どもと一緒に楽しむことが好きな、三児の母。育児中の経験を活かしフリーライターとして活動しています。
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