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ベビー布団の選び方|赤ちゃんのマットレスは新生児も使えるの?注意すべきこと!

ベビー布団の選び方|赤ちゃんのマットレスは新生児も使えるの?注意すべきこと!

赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごすことが多いので、ベビー布団は出産後に欠かせないアイテムです。赤ちゃん専用の布団はさまざまな種類が販売されているため、どんなタイプを選んで良いのか悩むママも多いでしょう。そこで今回は、ベビー布団の必要性から選び方、新生児にも使えるのかについて紹介していきます。

なぜ赤ちゃんにベビー布団が必要なのか

そもそも、なぜベビー布団が必要なのか気になるママも多いでしょう。ベビー布団は使用期間がそれほど長くないため、わざわざ買う必要がないと考えている方もいます。しかし、赤ちゃんが快適な睡眠を取るためにもベビー布団は必要なアイテムです。ここでは、ベビー布団が必要な理由を解説していきます。

ベビー専用の布団で赤ちゃんの事故防止

大人用布団はベビー布団と比べて柔らかく、赤ちゃんが寝返りを打つことで顔が布団の中に埋もれてしまい窒息事故を起こす恐れがあります。また、大人用の掛け布団は赤ちゃんには重く、顔にかぶってしまうと事故の危険性も高まります。
ベビー布団は大人用布団とは異なり、敷布団は硬めに、掛布団は軽めにするといった工夫を施して赤ちゃんが安全に眠れるような配慮をしてあります。

ベビー布団が赤ちゃんの寝汗を吸収

赤ちゃんは大人よりも新陳代謝が良く平熱が高いので、寒い時期でも寝汗をかいてしまうことがあります。大人用の布団は保温性も高く冬も暖かく眠ることができますが、赤ちゃんにとっては不向きなので避けるようにしましょう。
大人が使用している布団に赤ちゃんを寝かせることで、寝汗が原因で風邪を引き、あせもやかぶれに悩まされる場合もあります。
寝汗で赤ちゃんの体が冷えてしまわないように、こまめに着替えさせるのも良いですが、赤ちゃんの眠りを妨げることになりかねません。ベビー布団は通気性に優れている種類もあるので、機能的なベビー布団を使用すればママもぐっすり眠ることができるでしょう。

ベビー布団で赤ちゃんの成長をサポート

赤ちゃんが寝ている間に、脳や身体を作り出す成長ホルモンが分泌されていることを知っていますか?赤ちゃんは日中に聞いたことや見たことを眠りながら脳内で記憶していきます。質の高い眠りを届けてあげることは、赤ちゃんの成長にとても大切なことと言えるでしょう。
新生児の時期は背骨や筋肉が柔らかく、まだ安定していません。赤ちゃんを大人用の柔らかい敷布団で寝かせてしまうと、骨がまがったまま成長してしまう恐れがあります。我が子の背骨や筋肉がしっかりするまでは、ベビー用の布団で寝かせてあげるように準備しておきましょう。

ベビー布団の選び方

ベビー布団の選び方

赤ちゃんにベビー布団を用意してあげることは、とても重要ということが分かりました。しかし、どんな種類を選んだら良いのか悩むママも多いでしょう。ここからは、赤ちゃんが快適に眠ることができる布団の選び方を紹介していきます。これからベビー布団を購入しようと思っている方は参考にしてください。

ベビー布団のサイズは環境に合わせる

ベビー布団のサイズは全て同じというわけではなく、最近はミニサイズも販売されています。ミニサイズは一般的なサイズよりも一回り小さいのが特徴で、生後6か月頃まで使用できます。

ベビー布団のサイズ
ミニサイズ 60cm×90cm
標準サイズ 70cm×120cm


3~4歳まで使い続けたい場合はレギュラーサイズを選ぶようにしましょう。
布団を敷くスペースの都合や、どの月齢の時期に活用するのかなど、環境に合わせてベビー布団を選ぶ方法もあります。


→ベビー布団・マットレスを探す

ベビー用の掛け布団は軽い素材を選ぶ

赤ちゃんは自分で体を動かすことができないため、掛け布団は軽い素材を選びましょう。軽い素材の掛け布団は通気性の良い素材が使用されているので、敏感肌の赤ちゃんにおすすめです。また、軽い素材の掛け布団は別の部屋で寝かせる際に動かしやすかったり、自宅で丸洗いしやすいというメリットがあります。
寒い時期になると毛布やバスタオルなどを活用しますが、その際も軽い素材を選びましょう。

掛け布団の素材:羽毛

羽毛素材はふんわりとして軽いのに、とても暖かくて通気性が良いのがメリットです。また、羽毛素材は汗を吸ってもすぐに発散されるので、布団が蒸れにくく上質な睡眠が得られます。羽毛は価格が他の素材よりも高めですが、子どもの体に負担がかかりにくいので選んでみてはいかがでしょうか。

掛け布団の素材:ポリエステル

ポリエステル素材は自宅で洗濯ができるタイプが多く、羽毛に比べて価格も手頃なので人気があります。清潔に使い続けることができるのも、ポリエステル素材のメリットでしょう。

ベビー用敷き布団・マットレスは硬めを選ぶ

赤ちゃんが使用するマットレスは柔らかいタイプではなく、適度に硬さがある種類を選ぶようにしましょう。生まれたばかりの新生児は骨が柔らかく、関節や筋肉も未発達なため、敷布団が柔らかいと背中が歪んだりして体に不具合を起こす危険性があります。
また、柔らかいマットレスに顔がうまり窒息事故を起こす恐れがあるので、マットレスには適度な硬さが必要です。

ベビー布団は衛生的に保てるものを選ぶ

赤ちゃんは体温が高めなので、よく汗をかきます。そのため、布団は汗を吸収し蒸れることがあります。おしっこやミルクで汚れることもあります。
汚れた布団をそのままにしておくと、カビが発生して衛生的にもよくありません。
最近は丸洗いができる布団も増えています。機能的な布団を選ぶのもひとつの方法です。
しかし、洗濯機で洗えないマットレスや布団もあります。どのような対応をすればいいか紹介します。

ベビー布団のお手入れ方法

ベビー布団のお手入れ方法

お布団は湿気を嫌いますので、使用していない時には湿気の少ない風通しの良い場所で、壁などに立てかけておくなどの対策が必要です。
天日干しも効果的ですが、真夏の直射日光は、外側の生地や中綿の寿命を縮めることもあるので注意が必要です。
梅雨の時期などの湿気対策には布団やマットレスの下に除湿シートを敷くのも効果的でしょう。

ベビー布団やマットレスがやむを得ず汚れてしまった場合は「ドライクリーニング」等の専門業者に相談しましょう。
丸洗いを推奨しているもの以外は、コインランドリーやご自宅でのお洗濯は避けましょう。
ベビー布団はやわらかい綿を使用しており、洗濯することで綿が偏ってしまう可能性があるためです。

軽い汚れの場合は、水を含ませたタオル等でポンポンと表面を軽く叩くようにして汚れを落とします。その後、完全に布団を乾かしてから使用しましょう。
ベビー布団が汚れないよう防ぐための商品もあります。詳しく見ていきましょう。

丸洗いできるベビー布団カバーの使用

洗濯機で洗えないマットレスや布団には丸洗いできる布団カバーなどを活用しましょう。
洗える布団カバーを敷いておけば、汚れたらすぐに洗濯ができるので、洗い替え用に数枚準備しておくと良いでしょう。

コの字ファスナー 敷きカバー

この敷きカバーは開口部をコの字型にすることによって、敷き布団やマットレスが出し入れしやすくなっています。赤ちゃんを綺麗な環境で眠らせてあげるための必須アイテムです。やさしい色合いの6色をご用意しました。

ベビー布団に防水シーツの使用

ベビー用の布団セットの中には「防水シーツ」が付属されていることもあります。
防水シーツは布団のうえに敷いて使用します。オムツ替えをしているときにおしっこをされてしまったり、ミルクを吐き戻してしまった場合など、布団やマットレスに汚れがしみこむのを防ぎます。
防水シーツは、洗濯機で洗濯ができ、すぐに乾く場合が多いので重宝します。敷き布団やマットレスは自宅で洗えないことが多いので、清潔に使用できる防水シーツがあると助かります。敷き布団のサイズに合ったものを選びましょう。
防水シーツの上にキルトパッドなどを敷けば、より清潔に敷き布団を使い続けることができるでしょう。

ベビー布団・マットレスに関するよくある疑問

ベビー布団は就寝用とお昼寝用に違いはあるの?

「赤ちゃん用の布団にはお昼寝用と就寝用があるの?」と、疑問に思っているママも多いでしょう。実際のところ大きな差はなく、お昼寝用の布団は持ち運びがしやすくなっていることが多く、就寝用よりもコンパクトで軽いのが特徴です。また、就寝用は長く寝るために作られているので、お昼寝用よりも多少の厚みが感じられる場合が多くなります。
保育園にはお昼寝の時間が設けられているところも多く、コンパクトで軽いお昼寝布団が選ばれているようです。

赤ちゃん用のマットレスは新生児にも使えるの?

ベビーベッドのマットレスなどは新生児が寝ることを考えて硬めに作られており、新生児からでも使用することは可能な場合が多いです。
ただし、どのマットレスでも新生児から使えるとは言い切れず、使用可能な月齢はしっかりと確認が必要です。
赤ちゃんがベッドの柵とマットレスの間に挟まるような事故が無いよう、ベッドのサイズに合ったマットレスを用意しましょう。
また、同様にベビー用の敷き布団の中には柔らかいものもあり、新生児の使用には向いていないものもあります。
対象月齢をよく確認して準備しましょう。

大人のマットレスで赤ちゃんが添い寝してもいいの?

新生児から使用できるマットレスは問題ないですが、大人用のマットレスで赤ちゃんが眠る場合は注意が必要です。
大人用のマットレスは適度な柔らかさがあるため、お子さんがうつぶせになった際に窒息してしまう恐れがあります。
まだ赤ちゃんがが小さく寝返りなどできないうちは大人用の布団やマットレスで添い寝することはできるだけ避け、新生児から使用できるマットレスで寝かせてあげる方が安心できるでしょう。

まとめ

ベビー布団の必要性を知っていただけたのではないでしょうか。赤ちゃんが使用する布団は、大人用の布団と性能や素材にも違いがあり、ベビー用ならではの機能も備わっています。布団の種類によって窒息や事故を引き起こす危険性もあるので、赤ちゃん用に特化した布団を選ぶようにしましょう。今回お届けした内容を参考にして頂き、赤ちゃんが心地よく眠れるベビー用布団を探してみて下さい。