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赤ちゃんの寝返りはいつから?練習は必要?危険リスクと注意点

赤ちゃんの寝返りはいつから?練習は必要?危険リスクと注意点

赤ちゃんの首が座りだしたら、次は「寝返り」が待ち遠しくなりますよね。そこで今回は、ママやパパが気になる「赤ちゃんの寝返りはいつから?」について、詳しく解説していきます。我が子の寝返りが遅いことに対して、不安に思っていた方は是非参考にしてみて下さい。

赤ちゃんの寝返りはいつから?

赤ちゃんは寝返りをいつから始めるのかというと、生後4か月~生後6か月頃が目安になります。ただし、寝返りを始める時期はあくまでも目安なので、心配する必要はありません。
赤ちゃんの成長具合は人によって違いがあるので、他の赤ちゃんは寝返りが出来ているのに、我が子は寝返りができないなどと悩まず、気長に見守ってあげましょう。寝返りをせずにハイハイが出来るパターンもあるので「この子はまだ寝返りをしたくないだけかな」くらいに思っておくと良いかもしれません。
赤ちゃんの発育状況について不安なことがある場合は、健診のときなど、小児科で相談しましょう。

赤ちゃんの寝返りの練習は必要なのか?

赤ちゃんの寝返りの練習は必要なのか?

赤ちゃんの寝返りは練習が絶対に必要ということもありません。しかし、首が座ったのになかなか寝返りをしないと、赤ちゃんの寝返りは「個人差があるので大丈夫」と言われても、不安に思うママやパパも多いでしょう。
もしかして、ワケ(理由)があって寝返りをしていないこともあるので、赤ちゃんが寝返りをしやすい方法をいくつか紹介していきます。
赤ちゃんのペースに合わせてあげることが大前提で、無理は絶対にさせないよう気を付けましょう。

【寝返りのコツ】寝返りを邪魔するものはないか

赤ちゃんが寝返りをする周りに、色々なものを置いていませんか?
赤ちゃんが寝ている場所が狭くスペースが確保されていなければ、寝返りしようとしてもできません。
また、赤ちゃんの体が沈み込んでしまうほど柔らかい場所では、赤ちゃんも寝返りがしづらいでしょう。
赤ちゃんの動きが制限されないように、寝返りが出来る広さがあるか、ある程度の硬さもあるか、今一度確認してみましょう。

【寝返りのコツ】赤ちゃんが動きやすいか気を配る

特に寒い冬の時期は、赤ちゃんに厚着をさせてしまいがちです。厚着をした赤ちゃんは身動きが取りにくいため、寝返りが行いづらいので覚えておきましょう。大人でも運動をする場合、動きやすい服装をするのと同じで、赤ちゃんも身動きが取りやすい服装をさせます。
また、伸縮性がある素材の服を選べば、体も動かしやすいので、赤ちゃんの服装もチェックしてみて下さい。
ただし、冬場に薄着は体調を崩す恐れがあるので、エアコンなどで室温を調整しましょう。

【寝返りのコツ】赤ちゃんが興味を惹くものを置く

動きやすい服装をして、広いスペースで寝かせていても、赤ちゃんが興味を持つ何かがなければ寝返りをしないことがあります。
そういった場合は、赤ちゃんが手を伸ばしたくなるようにおもちゃを置いてみたり、音楽を流してみたり、好奇心を引き出してみましょう。
赤ちゃんの動きは活発になり、その弾みで寝返りができるようになるかもしれません。
ちなみに、おもちゃを置く場所は赤ちゃんの足元の近くではなく、胸より上の位置がおすすめです。
おもちゃにあまり興味がない場合は、ママが一緒に寝転んでみましょう。赤ちゃんと同じ目線になり、スキンシップを取ってあげることで、赤ちゃんがママの顔に手を伸ばしてくれるかもしれません。
赤ちゃんの手が顔に当たれば、そのたびに少しずつ距離を離し、手を伸ばすと同時に寝返りが成功することを期待しましょう。

【寝返りのコツ】赤ちゃんをサポートしてあげる

赤ちゃんが寝返りをしそうなそぶりが見えたら、サポートをしてあげましょう。
  • 1.赤ちゃんが寝返りをしやすい向きがどちらなのか確認する。(右か左か)
  • 2.寝返りをしようとする向きと逆の足を上にし、足を交差させる。(左に回転する場合、右足を上にし、交差させる)
  • 3.両足首を優しく支えつつ、そのまま体を回転できるように腰に手を添えてサポートし、うつ伏せにさせる。
寝返りをサポートする場合、無理やりするのは禁物です。赤ちゃんが自分で寝返りができるように、そっと支えてあげる程度にしましょう。赤ちゃんが「寝返りができた」ときの感覚を覚えさせてあげるのが重要です。
赤ちゃんがコツをつかめば、サポートなしで自然とできるようになるでしょう。赤ちゃんの体を無理やり動かしたり、強く手で押さえたり、ねじらせたりしてはいけません。まずは、見守る気持ちが最優先です。

寝返りができそうな兆候とは?

寝返りができそうな兆候とは?

寝返りが出来そうになると、いくつかの仕草をし始めます。
  • ・手足を上げて、体をひねろうとする
  • ・えび反りをする
  • ・体を横向きにする
赤ちゃんが手足を上げて体をひねろうとするそぶりを見せたら、寝返りが見られるチャンスです。
また、えび反りは足や腰、背中の筋力が鍛えられるので、赤ちゃんが寝返りの準備をしているといえます。
そして、体を横向きにした状態が続けば、完璧な寝返りまでもう少し!
ここまできたら、ママやパパがそっと手を添えてあげれば、赤ちゃんも寝返りのやり方を覚えてくれるはずです。

寝返りの危険リスクと注意点

寝返りの危険リスクと注意点

赤ちゃんが寝返りを始めたら、注意しなければいけない点がいくつかあります。赤ちゃんは予想外の行動を起こし、それが事故につながってしまう恐れがあります。また、命に関わることもあるので、十分に注意しましょう。

赤ちゃんの窒息に注意

寝返りが出来たら、うつ伏せになったままになり、そこから体制を変えることができずに窒息してしまう恐れがあります。ママがすぐに気づき、体を戻してあげられれば良いのですが、目を離したときが問題です。少しでも危険リスクを減らすために、下記の点をチェックしましょう。
・赤ちゃんの顔が埋もれないように、寝具は柔らかすぎないものを選びましょう。
・赤ちゃんの枕元の近くに、窒息の原因になるぬいぐるみなどのアイテムは置かない。
・シーツがたるんでいると、顔にかぶさってしまう恐れがあるので注意する。
日中はしっかり見守りながらサポートしてあげて下さい。特に、夜寝ているときが危険なので、赤ちゃんが窒息しない環境作りを意識しましょう。

赤ちゃんの誤飲に注意

寝返りができるようになったら、赤ちゃんの行動範囲もグッと広がります。そのため、床に落ちた小さなゴミでも誤飲の危険性がアップするので注意をしましょう。
床に散らばった小さなおもちゃや、観葉植物の土、紙くずやティッシュペーパーなども誤飲の原因になります。
赤ちゃんの誤飲を防ぐため、部屋の床はできるだけ綺麗にしておき、口に入れてはいけないものが落ちていないかをチェックしておきましょう。赤ちゃんは手に取れるものをすぐ口に入れてしまうので、気を付けて下さい。

赤ちゃんの周りに危険なものがないか

赤ちゃんが寝返りをする近くに危険なものがある場合は、遠ざけておきましょう。
家具の角に当たって怪我をしたり、赤ちゃんの近くにアイロンがあればやけどをしてしまう可能性もあります。
赤ちゃんの事故や怪我は「まさか?ここで?」「こんなことで?」ということが多いので、想定外にも備えた危険予測を事前にしておくことが重要です。

ベッドからの転落や挟まりに注意

ソファーやベッドの上で寝かせたままにして、少し目を離した瞬間に転落してしまう可能性もあります。
寝返りができるようになったことで、行動範囲が広がることにより起こってしまう事故です。
転落を防ぐためには、ベッドに柵を取り付けましょう。そして、ベッドの柵の隙間に手足を入れたまま寝返りをしたことで、痛めてしまう危険性もあります。
赤ちゃんの手足が柵の隙間に挟まらないように、何かでふさいでおくと良いでしょう。柵の隙間をふさぐアイテムも、窒息の原因につながらないように注意が必要です。
ソファーなど、柵が取り付けられないところでは、赤ちゃんを寝かせてはいけません。

ミルクの吐き戻しに注意

ミルクを飲んだ後、すぐに寝返りをすると、吐き戻しをしてしまう可能性があります。吐いたミルクが気管に入り詰まる恐れもあるので、ミルクを飲んだ後の寝返りは気を付けて下さい。少しでも吐き戻しを防止するには、ミルクを飲んだ直後は必ずげっぷをさせてあげましょう。

まとめ

赤ちゃんによって、寝返りをする時期はバラバラなので、ある程度遅くても心配する必要はありません。また、寝返りをしないまま問題なく成長していく赤ちゃんもいます。
そのため、無理に練習させる必要はなく、優しい気持ちで見守ってあげましょう。周りの赤ちゃんと比べることなく、我が子のペースにママも合わすことが大切です。
赤ちゃんの寝返りがしやすい環境を作ったり、一緒に相手をしてあげながら、気長に待ってあげて下さい。そして、寝返りができるようになったら事故や怪我、命に関わることも増えるので目を離さないよう注意をしてあげましょう。
また、気なることや心配なことがある場合は、定期健診などで相談することをおすすめします。